『子どもの権利条約』採択20周年記念連続講座

「子どもはおとなのパートナー」参加者感想

4回 

「弁護士ママの子育て奮闘記」

317日(水)  参加者30

講師 坪井節子さん

 

~ありのままのあなたでOK

10数年前、子ども劇場で坪井さんの講演会が開かれ参加しました。あの時は、お話を聞いて大泣きしたなと思い出しながら坪井さんの声に耳を傾けていました。

坪井さんの語られる一句一句が新鮮に心に  響きました。「子どもの権利条約」って人にどう伝えていいのか分らないと思っていたけ  れど、坪井さんが語ってくれた「人間の尊厳を守るための権利」、①ありのままのあなたでOK②ひとりぼっちじゃないんだよ。一緒に歩いてくれる人がいるよ。③あなたの人生は誰も代わってあげられない。あなたが歩くんだよ。を聞き、これを伝えればいいんだと納得。子どもはありのままの姿で生きていく権利があり、大人は横に並び一緒に人生のパートナーとして歩いていく。そして子どもは子どもの足で自分の道を生きていく。大人も同じじゃないって伝えたら分ってくれるんじゃないか。というより人に伝える前に自分自身の胸に落ちました。そしてとても坪井さんのようにはできないけれど「あなたは一人ぼっちじゃないんだよ」という言葉を胸に子ども達に接していきたいと強く思いました。坪井さんのご自分を飾ることのない率直なお話で本当の優しさとは、勇気とは何かということを知ることのできた2時間でした。               

第3回 

「こんなこと、こんな時、どうしたらいい?」

214日(日)  参加者 35

コーディネーター 奥地圭子さん

 

~かつての私も・・・~

奥地圭子さんを交えてのみんなでトーク。お子さんの不登校体験を語られる発表者の皆さんのお話を、他人事ではなく聞いていました。私の娘も臨海学校に参加できないことがあったなぁ、と。娘は不登校はしませんでしたが、学校に適応しようと頑張っているタイプの子でした。そして、臨海学校の朝、頭痛を起こして不参加。9月に入っての保護者会で、臨海学校のビデオを観ました。娘が映ることのないビデオを、他のお母さん方に混じって作り笑顔で観ていました。娘はクラスでどんな気持ちでビデオを観たり、話を聞いたりしたのでしょう。

私が娘に「学校へ行きたくない。」と言わせなかったのかもしれない。娘の心中を思うと、私は今でも苦しくなります。あの時、今回のようなつらいことをありのままに話し、ありのままに受け止めてもらえる場があったら、と思います。きっと、本物の笑顔で娘を受け止められたかもしれません。娘は、6年生の時の担任の先生にありのままを受け入れてもらい、やっと先生や私に反抗できるようになり、無事中学校へいきました。子どもの権利条約でも、自分らしく生きる大切さが随所で謳われています。そういう学校、家庭、社会であって欲しいと、自分の反省も込めて切に思いました。     

2「いいたいこと、きいて!」

 ~私たちがつくった不登校の子どもの権利宣言~

26日(土)奥地圭子さんと中高生 参加者34

 

~自分に合った生き方や学び方を選べる

世の中になるように~

東京シューレに籍をおく4人の中高生が不登校の体験とシューレとの出会いについて、そして「不登校の子どもの権利宣言」をなぜ作ったかについて、各々、自らのことばで語りました。ユニセフハウスの「子どもの権利条約」の展示が、発展途上国の子どもたちにのみ向けられていると感じ、「私たち日本の子どもたちは権利を守られているのか」と疑問を持ったところから子どもの権利条約について学びはじめ、不登校である自分たちの権利宣言を作ったそうです。前文に始まり、1条の教育への権利から13条の子どもの権利条約を知る権利にいたるこの権利宣言は、不登校の子どものみならず、苦しみを抱えながら登校を続けている多くの子どもたちの心の叫びを代弁している、私たちおとなへの心からのメッセージです。彼らの言葉の一つ一つが心に響きました。      

第1回「こどもしあわせのため41条」

 124() 講師 喜多明人さん 参加者24

 

~こどもは親や先生の作品ではない~

子どもたちは、親や教師などの期待・願いに必死に応えようとしている。

自己の感情が薄れ,親などの期待が、自己となってしまう偽りの自己形成がなされている場合もある。

特別なケースだけでなく全体的に子どもたちは、自己肯定感が弱くなっている。

 

そのような現状が進む今、子どもの権利条約は、人間としての育ち方をおしえてくれる。

人間としての成長を支えるのは「教えられて育つ権利」と「自己の意思と力で自己を育てる権利」を保障すること。 

具体的には、子ども自身の意思と力で自己形成するには、おとなは助言や「教え欲」を自制する待つ力と、子どもが安心して相談できる聴く力とで支援する。

そして指導する関係から子どもとおとなが互いに支えあうパートナーとなることが、今とても大切と喜多さんは話された。